それがまさに、3億円損害賠償の訴訟を起こされたという話です。
個人的には、平成の「3億円事件」と書きたいくらいです。
今回の内容は、無料公開し過ぎると、私は構わないのですが、メーカー側に迷惑が掛かってしまいそうなので、途中からはNoteでの有料公開としてます(ごめんなさいね)。
この記事の概要
簡単にまとめると、転職前の会社で設計変更を”ダマ”で実施したことで、客先にバレて3億円の賠償金を請求された、という内容です。
今回、公開しようと思ったのはそろそろ時効かな、と思ったためですね。って言っても私というより、私の元上司ですけどね(笑)
少し長くなってしまいますが、まずは事の経緯からお話していきたいと思います。
当時の状況振り返り
その当時、私は社会人2年目として設計・開発を担当していました。
当時の私は2年目ながら、新製品の開発や量産済み製品の設計変更などを担当していました。
それらの業務の1つとして、量産している製品の歩留まり改善に関する設計変更の話がサプライヤー(下請け)からあがってきて、それを2年目の私が担当することになります。
当時の私は、「サプライヤが困ってるなら改善しなきゃ!」と意気込みで仕事に臨んでいたんですね。
2年目で実力が無いながらも、まずは原因調査から進めようってことで仕事を着手し始めました。
既に量産された製品だったものの、設計根拠がほとんど残っていない状態でした。
加えて、設計形状は変更できない形状でしたので、とりあえず材質を10種類くらい選定し、試作品を製作し、半ばトライアンドエラ―的に試験を繰り返しながら、原因調査を進めたんですね。
朝から晩まで試験の中間チェックやデータまとめをしていて、結構大変ではあったものの、のめり込んで仕事をしていましたので、エンジニアーズハイみたいな状態でした(こんな言葉ある?)。
そして、数か月も調査を進めていくと原因がわかってきて、それが材料起因の変形によるバラつきが原因であることを突き止めます。
(もう少し細かく言うと、材料自体の機械特性が原因ではなく、材料強度をUPさせるために添加していた混ぜモノが、強度に引き換えて僅かな変形を材料に与えていたということです。)
話は逸れますが、とにかく、この時は嬉しかったですね。
原因の分からなかいことを、色々と調査して遂に分かる!という瞬間は、たまらなく興奮するんですよ。エンジニアの方ならわかってもらえる?
ってことで、ここまででまずは原因が判明します。
しかし、次の課題は、どのように量産同等機能を保証するのか?という点でした。
一般的に、材料変更を対策として行うと、耐久信頼性が懸念となるのですが、材料試験を繰り返し行っていたこともあり、耐久性を確保できる材質を見つける事ができました。
しかし、この材質変更により10%程度性能低下することがわかります。
ココより先は、Noteで有料公開(500円)としてます。
ちなみに、500RTで無料公開にします。(多分無理ですが・・・)
今日は、実は暴露話を書いてました。
社会人2年目で経験した苦い思い出です。
少しヤバめの内容なので有料にしときます。
500RT超えたら無料公開します。(超えるわけない)
【暴露】ある理由で会社辞めたら、3億円の訴訟を起こされた件|KD産業|note(ノート) https://t.co/QM9xZgzLs4
— KD産業@python学習中 (@minidora2Biz) May 11, 2019