こんにちわ。ミニドラです。
今回は、資格思考が危険であるという話をしたいと思います。
「とりあえず、資格取れば潰しがきくでしょ。」
「苦労して資格を取れば将来安泰でしょ。」
一度はこんなことを考えたり、親から言われたことがあるんじゃないでしょうか?
この考え方は、とても危険な考え方なんです。これを理解いただくために、今回は記事を書いていきたいと思います。
「資格を取れば、〇〇になる」はあなたの主観です。
〇〇になる=潰しがきく、将来安泰という考え方は、主観でしかありません。採用する側は同じ資格を持った人間を何人も見ています。
この考えに基づくと、採用する側が「資格があるから、即戦力だ。人柄は見なくても大丈夫だ。」と考えているということになります。
ありえないですね。
採用側の思考としては、資格をもっていると「この人は必要な努力はした人である。」と考えてもらえるため、次のステップである「即戦力なのか?実務は教える必要があるのか?」「職場の人間とうまく関係を築けるか?」という段階に移行してもらうことができるのです。
資格取得は無駄ではないのですが資格思考が危険なのです。
「〇〇になるために、どうするか?」と考える。
資格思考のままでいると、うまく行かなくなった時に「こんなに勉強して資格を取ったのに・・・」という考えになってしまいます。
つまり、サンクコストに支配された人生になってしまうのです。
サンクコストとは経済学用語で、すでに回収が不可能であるコストのことを意味します。資格取得にかかった時間やコストもサンクコストの1つとなります。
せっかく資格を取得したんだから資格を活かせる仕事に就こうと考えると、自分がしたい働き方とは異なる働き方の会社に就職することになります。つまり、誤った判断をしてしまう可能性があります。
サンクコストは意思決定の際には無視すべきものであり、資格思考も捨てるべき考え方です。
あなたが、どういう働き方をしたいか?どうなりたいか?をベースに、そのために何をするのか?という考え方をしていきましょう。
その手段の1つとして、資格取得をすることは有意義であり、モチベーション維持にもつながりますし、転職面接での説明にも説得力がつきます。
皆さんも今からでは遅くありませんので、資格思考を捨てやりたいことをやるためにどうするか?を考えていきましょう。