こんにちわ、ミニドラです。
社会人3年目に転職して、かれこれ転職して5年目。
そういえば、転職して年収ってアップしたんだっけ?
ふと、そんなことを調べてみたくなったのでこの記事を書いてみます。
第2新卒で年収アップを考えている20代メーカー設計職の方向けに、筆者の7年分の年収推移のリアル数字を紹介していきたいと思います。
目次
この記事を書こうと思ったきっかけ。
きっかけは、先日前の会社の同期と会う機会がありました。
え?今さら前の会社のヤツと会って気まずくない?
なんて思われた方もいると思いますが、ネガティブな転職をされた方だったとしてもあくまでも社会人です。5年もたってごちゃごちゃ言う人なんてほとんど居ませんよ。
それに、多かれ少なかれ転職したいと思いながらも行動できず、転職への妄想を膨らませているんです。そのため、転職した人間は、興味の対象として扱ってくれます。
そして、そこで必ず聞かれるのが、そう、年収です。
年収を聞かれる度に言うのは、残業が増えたから必然的に増えた、と回答しています。これは正直テキトーな回答です。実際、転職して年収がアップしたかどうか、に対する回答を持ち合わせていなかったです。
この記事をきっかけにして転職により年収アップしたのかを検証しよう!と思ったのがきっかけです。
製造業の平均年収
まず、基本情報から調べていきましょう。まずは、製造業の年収を調べていきましょう。これは政府の統計サイト:e-statから見ることができます。
e-statの産業中分類E 製造業(E09~E32)より従業員数毎の年収を引用します。統計情報が沢山ありますので、大卒・大学院卒を対象にして、基本支給額とボーナスの合計金額を計算した結果を下表に示します。
上記表を各企業規模ごとにグラフ化すると以下のようになります。
あなたの年収はどこのラインにあるでしょうか?規模が1000人以上とそれ以下では、入社4年目以降の年収が開き始め、30代に到達する8年目以降は100万円以上の差となります。平均年収ですので、実際の年収で見るともっと差が出てくるということです。
この年収の差がどれだけの差を生むかというと、上表のトータル金額を算出してみると、
- 規模1000人以上 : 約2億5,000万円(¥251,785,600)
- 規模100~999人以上 : 約2億3,000万円(¥228,424,400)
- 規模10~99人以上 : 約1億8,000万円(¥183,635,600)
となりますね。これはいわゆる生涯年収ですね。
1,000人規模に対して、100~999人規模は-2000万円、10~99人規模は-7000万円も生涯年収に差が生まれてしまいます。
入る会社が違うだけでこんなにも年収に差が生まれてしまうのです。
転職前後の会社事業規模比較
まず、転職前後の事業規模比較を以下に記載しておきます。
転職前後の会社事業規模比較(左:転職前、右;転職後)
- 従業員数 : 約400人 → 約8000人
- 資本金 : 約18億円 → 約1000億円
- 平均給与 : 約680万円 → 約740万円
- 平均年齢 : 約43歳 → 約40歳
従業員数と資本金は各ホームページから引用、平均給与は有価証券報告書から引用してきました。資本金で見ると事業規模は約55倍、いわゆる大企業です。有価証券報告書ベースの平均給与は、60万ほどアップしています。
筆者の年収はアップしたのか?
皆さんが一番気になる筆者の転職前後での年収推移を紹介していきます。よく、「300万から1000万にアップした。」なんて怪しげな年収を乗せている方がいますが、実際には数年間かかっていたり、瞬間風速で1000万に到達しただけだったりと、裏事情があったりします。
こういうキャッチーな内容は一切抜きにして、メーカー設計職勤務である筆者のリアルな年収を載せています。加えて、6月転職のため、会社規模違いの基本給の差が明確に示しています。理由は、筆者が第2新卒の時、年収についてとても不安になったこともあり、少しでも参考になればと思い紹介しています。
年収の指標は、筆者の年齢毎の支給額で示したいと思います。ここでの支給額とは、基本給及び賞与が足しあわされた合計金額のことです。いわゆる、年収そのものです。では、下に製造業の平均年収と筆者の年収を比較したグラフを示します。1年ごとに簡単な解説を添えておきます。
23歳:社会人1年目(会社規模:400人)
1年目の年収は、約340万円。一般的な平均年収程度でしょうか。筆者は1年浪人していますので、23歳の年が社会人1年目となります。
24歳:社会人2年目(会社規模:400人)
2年目の年収は、約460万円。少しずつ仕事を任されるようになり残業時間が増えることで年収がアップしています。
25歳:社会人3年目(会社規模:400人)
3年目の年収は、約465万円。本格的に仕事を任されるようになりますが、2年目と残業時間は同じなので伸びはこの程度。結構、ガッカリしますよね。転職時期は戦略的に行うべきである教訓になりますね。反面教師にしてやってください。
26歳:社会人4年目(6月に転職)(会社規模:8000人)
4年目の年収は、約430万円。ここでガクッと低下しています。これは、6月のボーナス支給前に転職してしまったため、転職先で3万円しかボーナスが支給されず一気に年収が低下します。しかし、基本給が25,000円アップしたことでなんとか持ち直しています。
転職前後での基本給差
- 基本給(転職前):210,000円
- 基本給(転職後):235,000円(+25,000)
27歳:社会人5年目(会社規模:8000人)
5年目の年収は、約570万円。転職で基本給がアップしたこと、ボーナスが正規の金額が出るようになったため、圧倒的に年収がアップしています。
28歳:社会人6年目(会社規模:8000人)
6年目の年収は、約610万円。階級が1つアップしたため、基本給が2万円アップしたことで、5年目から増加しています。
29歳:社会人7年目(会社規模:8000人)
7年目の年収は、約630万円。基本給の増加によりボーナス額がアップしたことで年収が上昇しています。
まとめ
メーカー設計職のリアルな年収を転職前後で紹介しました。筆者の感覚として言えるのは、圧倒的に大手の方がもらえる金額は増えているように感じます。それは、基本給の上昇とその伸び率が高いことが大きいように思えます。
4年目の6月に転職したことで、ボーナスは激減しましたが、企業規模の違うメーカー同士での基本給の差が明確に違うことを示すできましたね。
製造業の生涯年収は、企業規模違いで最大-7000万円差が出る。
- 規模1000人以上 : 約2億5,000万円(¥251,785,600)
- 規模100~999人以上 : 約2億3,000万円(¥228,424,400)
- 規模10~99人以上 : 約1億8,000万円(¥183,635,600)
メーカー設計職3年目転職で、基本給+25,000円は可能。
- 基本給(転職前):210,000円
- 基本給(転職後):235,000円(+25,000)
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